Klass (2007)

Klass (2007)

オリジナルタイトル:Klass

English title:The Class

フェスティバル日本語タイトル:ザ・クラス

監督:イルマル・ラーク Ilmar Raag

上映時間:99 分

製作国:エストニア

日本劇場未公開、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008で上映

公式サイト:Klass

予告編 (Official UK trailer)

あらすじ

これまでずっとイジメられ続けてきた高校生のヨーセップ。彼へのあまりの集中攻撃ぶりに呆れはじめたクラスメートのカスパルは、彼をかばったことで同じ様に標的にされてしまう。そこからクラス対二人の闘いが始まった。(SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008より)

ひとくちコメント

  • SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008 長編部門脚本賞受賞
  • エストニアの高校での学園生活が描かれる
  • 冒頭のバスケットボールのシーンはミュージック・クリップ風
  • それ以降はドキュメンタリータッチ。ハンディカメラによる映像が続く。
  • カスパルがヨーセップへのいじめを意識し始めてからの学校での7日間のできごと
  • 肉体的にも精神的にもかなり激しいイジメが行われる(リアル世界と比べてどうなのだろうか)
  • シナリオがよいのか、印象に残る台詞が多数。
  • 弱気なヨーセップには強い父親。芯の強いカスパルには心配性の祖母。
  • 成績の良い生徒の言うことを信じる教師
  • 消費社会への反抗
  • ラストは理解の仕方が難しい
  • 結局テアはカスパルに合っていたのか、合っていなかったのか・・・

追記

個人的には学園ものは趣味に合わないのであまり期待しないでみてみたのですが、これがなかなか。ラストがどうのというより、それぞれのキャラクターの描き 方が秀逸でした。イジメる者、イジメられて耐える者、イジメられて闘おうとする者、イジメに荷担する者、そのイジメを見て楽しむ者、見て見ぬ振りをする者 など、それ以外にも教師や親たちもそれぞれがストーリーにばっちり合った感じで心動かされました。リリア 4-ever (2002) 以来ひさびさの絶望的な作品ですが、目的を達した分、こっちの方がまだ救いがあるのでしょうか。

関連記事、サイト、ブログ等

DVD情報

 

Paha maa (2005)

Paha maa (2005)

オリジナルタイトル:Paha maa

English title:Frozen Land

監督:アク・ロウヒミエズ Aku Louhimies

上映時間:130 分

製作国:フィンランド

日本劇場未公開

公式サイト:Solarfilms Inc. : Frozen Land [en]

予告編

あらすじ

教師の父を持つニコ。その父親が職を失い荒れた生活を送り始め、ニコのCDプレーヤを酒代のために売り払い、ニコは嫌気がさして家を出る。彼は友 人に連れられていったパーティで偽札を手に入れ、CDプレーヤを手に入れるためにその偽札を使うのだが、あとでそれが偽札だと気づいた店主は、中古のテレ ビを売りに来たイストにその偽札を渡してしまう。

ひとくちコメント

  • 愛ではないすべて (2000) のアク・ロウヒミエズ監督の2005年の作品
  • 序盤は軽めの人間ドラマ風。話が進むに連れて重くなる。
  • 過ちの連鎖。どこかでつながっている。
  • カオス理論を教える教師。その教師がカオスに巻き込まれていく。
  • 舞台は雪の積もったヘルシンキ。そのヘルシンキで問題を抱えながら生きていく人達。
  • 各出来事の主人公となる人物は何人いるだろうか。6人ぐらい?
  • 中・低層階級の人々。わずかに高級な暮らし。そして失業問題など、これがフィンランドの現状?
  • 500ユーロ札なんて実物を見たことない。(200ユーロ札ですらない。100ユーロ札を一度だけ)おそらくほとんどの人がそうで、簡単にだまされるのかもしれない。

追記

社会に生きる人達の生活がどこかでつながっているということを見て取れる映画ですが、バベル (2006) ほどの広い世界ではなく、ヘルシンキという一つの都市に生きる人達のお話。バベルと 同様に悲劇的な面でつながっているのですが、そのつながりをドラマチックに描くのではなく、淡々とした生活の中で知らないうちにつながっていた、、、という感じ。ちょっと無理ヤリに思える箇所もありますが、各エピソードの中でほかの登場人物を見つける楽しみもあったりします。

関連記事、サイト、ブログ等

ソフト情報

 

Ads by Sitemix