Smala Sussie (2003)

Smala Sussie (2003)

オリジナルタイトル:Smala Sussie

English title:Slim Susie

監督:Ulf Malmros

上映時間:97 分

製作国:スウェーデン

日本劇場未公開

予告編

あらすじ

ピザ・レストランで突然警察に取り押さえられたエリック。行方がわからなくなった妹スーシーを捜すために、エリックはストックホルムから生まれ故 郷に戻って来たというのだ。旧友や妹の親友などをたよりに妹を捜索したときの状況を警察に話し始めるエリックだったが、その内容は奇妙なものだった。

ひとくちコメント

  • コメディ/ミステリー
  • 一貫してドタバタコメディ
  • パステル調でカラフルな色彩の映像
  • ポップス、ロックなど音楽多数。ミュージック・クリップも手がける Ulf Malmros 監督の腕の見せ所。
  • テンポが早くて、ストーリーを追いかけるこちらもドタバタ。。
  • イカれた登場人物たち。
  • 明かされていく、兄の知らない妹の本当の姿。
  • 最後のロールが配給会社から届かず、パルプ・フィクション (1994) のエンディングを観客に口頭で説明する映画館主。これは監督の Ulf Malmros が若い頃に実際に経験したことらしい。その時の映画はE.T. (1982) とのこと。
  • 上記のパルプ・フィクション以外にも、ほかの映画からの引用多数。例をいくつか挙げておく。時計じかけのオレンジ (1971)/タクシードライバー (1976)/地獄の黙示録 (1979)/スカーフェイス (1983)/デカローグ (1989)/ユージュアル・サスペクツ (1995)などなど。。。
  • 舞台となっているエリックの生まれ故郷はスウェーデン西部のヴェルムランド地方(Värmland)。実際のロケ地はベンクトフォッシュ(Bengtsfors)らしい。〔グーグルマップ参照

追記

ミステリー調のストーリーであることを忘れてしまうぐらい、軽快なテンポのドタバタコメディ。コメディとは言ってもギャグの内容は相当お下品。音楽もポッ プだし、この手の映画は日本で多く作られているようなので意外にウケるんじゃないかと思いましたが、調べてみたら日本では劇場未公開でした。
私のスウェーデン語力では全くわかりませんが、聞いたところによると、映画の中の登場人物たちはこの地方のアクセントでスウェーデン語を話しているらしいので、その辺もスウェーデン人にとっては笑いのネタになっているのかもしれません。

DVD情報

 

Mørke (2005)

Mørke (2005)

オリジナルタイトル:Mørke

English title:Murk

監督:Jannik Johansen

上映時間:124 分

製作国:デンマーク | イギリス

日本劇場未公開

予告編

あらすじ

コペンハーゲンでニナとともに暮らすジャーナリストのヤコブは、事故で障害者となってしまった姉のユリアが以前に自殺未遂をしたことで、未だに自 責の念に駆られている。そんなとき、ユリアが突然婚約者のアンカーを紹介する。何か引っかかるものがありながらも、障害を持つ姉が幸せになれるのだと、ヤコブはその結婚を祝福したが、結婚式の夜ユリアは自殺してしまう。葬式を済ませたあと、姉の死に疑問を持つヤコブは連絡の取れなくなったアンカーを探す。 ようやく彼を見つけ出してみると、早くも別の女性と婚約していて、その婚約者がまたもや障害者であることを知ってしまう。

ひとくちコメント

  • スリラー/ミステリー
  • 今やデンマークの人気俳優となってしまったニコライ・リー・コース主演。しあわせな孤独 (2002) の中で事故により下半身不随になる男を演じた彼が、今度は事故で障害者になったお姉さんを気遣う役を演じる。
  • 都会の暮らしと田舎の暮らし
  • 出会い系で知り合う人達
  • デンマークの結婚パーティ。というか、ヨーロッパではどこも似たようなものか。。。
  • 冷たく重苦しい雰囲気が続く。
  • 似た者同士だと勝手に思い込まれることの恐ろしさ。
  • Mørke とは「暗闇」という意味だが、映画の中にあるようにこれは舞台となる田舎町の名前でもあり、この町はデンマークに実在する。オーフスから北東に20kmほどの距離に位置する。(グーグルマップ参照

追記

以前に別のところでも書いたのですが、《何かを言わない》《言葉が足りない》ことで事件が起こっていきます。まあ《言わない》のか《言えない》のかはよく わかりませんが、自分の考えをはっきりと主張することが重要だと思われる欧米の文化の中では、このようなことが物語として成立しやすいのかもしれません。 そんななかで仕事の上でのヤコブの原稿がなかなか進まないことが象徴的でした。
また、言葉を発するだけではなくて、遺書、スピーチの原稿やSMSなど文字上の言葉も多数登場します。結婚する者たちが文字上(チャット)で知り合うとい うこともあったりして、音として発される言葉と書かれた文字としての言葉の違いなんて言うものについても考えさせられました。

DVD情報

 

Krišana (2005)

Krisana (2005)

オリジナルタイトル:Krišana

English title (Festival in Australia):Fallen

German title:Glut

監督:Fred Kelemen

上映時間:90 分

製作国:ラトヴィア | ドイツ

日本劇場未公開

シーン(抜粋)

あらすじ

単調な生活を送っているマティスは、ある夜、橋の上から一人の女が川に飛び込むのを目撃する。警察を呼んで捜索したが女性は見つからなかった。女のことが気になったマティスは、翌日現場近くのバーで、その女性が残していったバッグと書きかけの手紙を手に入れる。

ひとくちコメント

  • ドラマ。なんとなくミステリー。
  • 荒いモノクロの映像に長回しのショット。ほとんどワンシーン−ワンショット。
  • 生活の中のあらゆる音
  • 現像所に残されたフィルムに記録された人生。
  • そしてアーカイブで働く主人公。あらゆる文書が整然と保管される。
  • 許す者と許される者
  • ロケ地はリガ
  • 監督の Fred Kelemen はハンガリー系ドイツ人。美術、音楽、哲学、宗教などを学び、ヨーロッパ各国で映画の仕事をこなす。ヨーロピアン・フィルム・アカデミー会員。

追記

哲学的というか宗教的というか、そういった重い内容にも関わらず、ストーリーは単純だし、台詞も難しいことを言っている訳ではないので、意外に面白く見れる映画だと思います。現代社会に生きる人々の疲労感と、荒涼とした街並を荒れたモノトーンの長回しで見せる映像にまずは目がいくと思いますが、各シーンの なかで聞こえてくる普段の生活の中にある様々な音が印象に残る作品でした。

 

 

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