エグゼクティブ・プロテクション (2001)

エグゼクティブ・プロテクション (2001)

オリジナルタイトル:Livvakterna

English Title:Executive Protection

日本語タイトル:エグゼクティブ・プロテクション

監督:アンデルス・ニルション Anders Nilsson

製作国:スウェーデン

上映時間:112分

日本劇場未公開(DVD発売)

予告編

あらすじ

テキスタイル会社を経営しているスヴェン・ペルションは、エストニアに工場を設立した後、現地の犯罪組織から脅しを受けるようになった。スヴェンは犯罪組織との交渉を国際的な警備会社と称するドイツ人のニクラス・レーマンという男に依頼する。交渉の場でレーマンのグループは、スヴェンの目の前でエストニアの犯罪組織の一味を皆殺しにしてしまう。恐れをなしたスヴェンはレーマンとの関係を断ち切ろうとするが、レーマンは支払いを要求し、それを渋るスヴェンに脅しをかけてくる。困ったスヴェンが古い友人であるユーアンに相談すると、警察が無力であることを知っているユーアンはある警備会社をスヴェンに紹介し、スヴェンと彼の家族を守ろうとする。

ひとくちコメント

エグゼクティブ・プロテクション (2001)

  • ユーアン・ファルク・シリーズの第2弾
  • エストニアに進出しているスウェーデンの企業
  • ドイツ人の警備会社 vs スウェーデン人の警備会社
  • 相変わらず警察の中で協調性に欠けるユーアン。とうとう自転車盗難担当にとばされる。そして相変わらずヘマもやらかす。
  • ユーアン以上に間抜けなスヴェン
  • ユーアンの過去が明かされる
  • 前作から一転してハイテク戦。銃火器も強力になる。
  • 家族と仕事
  • ニナも健やかに成長。ただし出番が少ないのが残念。3作目での活躍を乞うご期待。
  • 土地の名前がほとんど出てこないのでどこだか詳細な場所はわからないが、ユーアンがイェーテボリの警官であること、ラスト近くのシーンでベーナシュボリから警官が向かうと告げられることなどから、ヴェーネルン湖の南西あたりの地域だと思われる。(グーグルマップ参照

追記

ヨーロッパの中で国際的な犯罪に脅かされているスウェーデンという、この後のユーアン・ファルク・シリーズに続く流れがこの作品から始まっているようで、実際に警備会社の社長モルテンソンが口にする「第三の波(tredje vågen)」 という言葉が、このシリーズ第3作目のタイトルにもなっています。内容も国際的になって来て、登場する言語がスウェーデン語、英語、ドイツ語、そしてわずかにエストニア語と多彩になってきました。
1作目のゼロ・トレランス (1999) もそうでしたが、犯罪に会う側と起こす側、さらにそれを取り締まる側すべてに家族があり、家族ドラマという一面もこのシリーズの特色になっているようです。ただ1作目に比べて登場する家族が裕福になっていて、裕福さと犯罪との関わりということが、映画の中で語られるように国家全体に及ぶことを暗示しているのかもしれません。そんな中、幸せな家庭に縁のない女性が登場し、この作品のアクセントになっているような感じです。
ハリウッドのアクション映画のような派手さはありませんが、リアルでシンプルなアクションを見せており、1作目に劣らず、というよりはアクションの面では進化した感じで、丁寧な作りに好感が持てる1本でした。

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DVD情報

ゼロ・トレランス (1999)

Noll tolerans (1999)

オリジナルタイトル:Noll tolerans

English title:Zero Tolerance

日本語タイトル:ゼロ・トレランス

監督:アンデルス・ニルション Anders Nilsson

上映時間:108 分

製作国:スウェーデン

日本劇場未公開

予告(ドイツ語吹き替え版)

あらすじ

すばらしい能力を持ちながらも仕事場では協調性に欠けている刑事ユーアンは、クリスマスの夜、宝石強盗を偶然目撃して犯人一味を追跡するものの、 通行人に犠牲者を出し、犯人の一人を取り逃がす。目撃者たちの証言によりレオ・ガウトが犯人として浮かび上がるが、目撃者たちは突然証言を翻し、ユーアンは逆にガウトの罠にはめられていく。

ひとくちコメント

  • 刑事もの。アクション。
  • 舞台はスウェーデン第2の都市イェーテボリ。冒頭から街の様子が映し出される。
  • 所々に見られるスウェーデンのインテリア。おしゃれ。
  • 北欧だけに女性の社会進出がかいま見られる。ちなみに警察署長から女性。
  • 意外に間抜けな主人公。失敗の連続。
  • それと同時に悪役のガウトにも間抜けな面が・・・
  • 派手なアクションはそれほど見られないが、人間ドラマの中にアクションが効果的にちりばめられる。
  • 劇中舞台となるアイスホッケーの試合は、スウェーデンのホッケーリーグ1部 Elitserien の Frölunda HC 対 AIK。フットボールだけでなくホッケーでも AIKサポーターが暴れる。
  • その後シリーズ化されたユーアン・ファルク・シリーズの第1弾。
  • 悪役レオ・ガウトを演じたペーター・アンデションは、ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 (2009) でも変態悪役ビュルマンを演じる。どこまで行ってもこの顔だと悪役なのか・・・

追記

個人的には意外にお気に入りのこのシリーズ。ベックやヴァランダーのように渋くはありませんが、ユーアンが特殊部隊員のようなスーパーマン振りを見せなが らも、なぜかいつも間抜けなことをしでかす・・・みたいなところが魅力でしょうか。それと同時に、北欧だけでなくヨーロッパの街のなかで繰り広げられる弱 い人間たちのドラマが見られたりして、なかなか面白い小作シリーズです。

その第1弾のこの作品。親子や男女など、人同士の関係が小さなテーマになってるのか、北欧の国で孤独に生きる人達が出てきます。主人公は過去の事件を引き ずって他人を受け入れないし、目撃者のアンデション親子にも夫(父親)の陰は見受けられません。さらにもう一人の目撃者のエドヴィンも孤独に生きる老人で あったりしますが、なぜか家族で楽しく生きている人間を描こうとすると中国人の家族になってしまうという、社会に生きるヨーロッパの現代人としてのイメー ジがあるのかもしれません。
この作品の中では悪の権化のように描かれるレオ・ガウトですが、10年後にユーアンに助けを乞うことになるとは、この時はだれも想像していなかったでしょう。。。

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DVD情報

   

Valhalla Rising (2009)

Valhalla Rising (2009)

オリジナルタイトル:Valhalla Rising

監督:ニコラス・ウィンディング・レフン Nicolas Winding Refn

上映時間:93 分

製作国:デンマーク/イギリス

日本劇場未公開

公式サイト:Valhalla Rising – The Official Website

予告編

あらすじ

紀元1000年。荒涼とした自然の中に生きるノルマン人の部落で、ウォーリアー奴隷で言葉をしゃべらぬワン・アイは連日のように殺し合いを強いら れている。ある日、ワン・アイは隙を見て部落のものたちを皆殺しにし、彼の世話をまかされていた別の奴隷の少年と逃亡の旅を始める。その後旅の途中で暴力 の限りを尽くすヴァイキングでもある十字軍の一行と出会い、一緒に聖なる地(エルサレム)を求めて旅を続けることにする。

ひとくちコメント

  • プッシャー・シリーズでブレイクしたニコラス・ウィンディング・レフンの新作
  • 歴史アクション。バイオレンス満載。
  • 主演のマッツ・ミケルセンの人間凶器ぶりは秀逸
  • 荒涼とした風景。どんよりと重苦しい空模様。
  • 全編英語。マーケットを意識したのか、それとも、どの地域の話なのかを限定させない工夫なのか。

追記

とにかく重苦しい雰囲気でストーリーが展開します。ノルマン人やヴァイキングなどはとかく野蛮なイメージを持たれます。ここでも例に漏れず、最後に出てく る原住民も含めて、現代の都市に生きる人々とは全く無縁の世界に見えますが、暴力で覇権を広げていく西洋文化、名前の必要性、密かに自分の存在理由を求め ている登場人物など、現代人と持つ通じる部分も少なくないのかもしれません。
広大な自然の中でストーリーが展開するし、画面もスコープサイズなので、できれば大きなスクリーンでの鑑賞をお勧めします。予告を見ればわかるかもしれませんが、ストーリー上の意外なオチもあって、重苦しい雰囲気以上に楽しめる映画じゃないでしょうか。

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DVD情報

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