Äideistä parhain (2005)

Äideistä parhain (2005)

オリジナルタイトル:Äideistä parhain

English title:Mother of Mine

監督:クラウス・ハロ Klaus Härö

上映時間:111 分

製作国:フィンランド | スウェーデン

日本劇場未公開

予告編

あらすじ

9歳のエーロはフィンランドで両親と幸せに暮らしていたが、ソ連との戦争が始まり、父親が戦場で亡くなってしまう。エーロは悲しみに暮れる母親キ ルスティを励ましながら暮らしていたが、戦火の危険にさらされて来たため、母と別れてスウェーデンへ疎開させられる。あるスウェーデンの農家に引き取られ たエーロだったが、フィンランドに帰り母と再び会うことを夢見ながら、言葉もまともに通じず文化も違う異国の地で生きていくことになる。

ひとくちコメント

  • 大戦時のフィンランド学童疎開に関するドラマ
  • 最初はわかりにくいが、過去と現在のシーンが交互に描かれる。
  • 現代のシーンがモノクロで、過去がカラー。
  • スウェーデンでは屋内では靴を脱ぐ
  • 陰鬱としたフィンランドの風景に対して、広々とした開放的な自然のスウェーデンの風景。
  • 二度の別れとそこからの立ち直り
  • エーロが引き取られた先は、スウェーデンのスコーネ地方。町の名前まではわからなかったが、ロケ地はスコーネ地方のイースタッド Ystad らしい。(グーグルマップ参照
  • 原作はジャーナリストでテレビの司会者などでも活躍中(らしい)の Heikki Hietamies の小説。彼自身が戦時中にスウェーデンのスコーネ地方に疎開した経験があるとのこと。

追記

日本では冬戦争や継続戦争のことについてはあまり知られていませんが、当時のフィンランドの学童疎開が現地では問題になっていたことなど、よほど詳しくない限りこのような映画で初めて知ることになるのでしょう。あこがれ美しく燃え (1995) などもそうですが、大戦時の北欧の状況や、大戦に関する問題意識を見る手がかりにもなると思います。

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DVD情報

 

Paha maa (2005)

Paha maa (2005)

オリジナルタイトル:Paha maa

English title:Frozen Land

監督:アク・ロウヒミエズ Aku Louhimies

上映時間:130 分

製作国:フィンランド

日本劇場未公開

公式サイト:Solarfilms Inc. : Frozen Land [en]

予告編

あらすじ

教師の父を持つニコ。その父親が職を失い荒れた生活を送り始め、ニコのCDプレーヤを酒代のために売り払い、ニコは嫌気がさして家を出る。彼は友 人に連れられていったパーティで偽札を手に入れ、CDプレーヤを手に入れるためにその偽札を使うのだが、あとでそれが偽札だと気づいた店主は、中古のテレ ビを売りに来たイストにその偽札を渡してしまう。

ひとくちコメント

  • 愛ではないすべて (2000) のアク・ロウヒミエズ監督の2005年の作品
  • 序盤は軽めの人間ドラマ風。話が進むに連れて重くなる。
  • 過ちの連鎖。どこかでつながっている。
  • カオス理論を教える教師。その教師がカオスに巻き込まれていく。
  • 舞台は雪の積もったヘルシンキ。そのヘルシンキで問題を抱えながら生きていく人達。
  • 各出来事の主人公となる人物は何人いるだろうか。6人ぐらい?
  • 中・低層階級の人々。わずかに高級な暮らし。そして失業問題など、これがフィンランドの現状?
  • 500ユーロ札なんて実物を見たことない。(200ユーロ札ですらない。100ユーロ札を一度だけ)おそらくほとんどの人がそうで、簡単にだまされるのかもしれない。

追記

社会に生きる人達の生活がどこかでつながっているということを見て取れる映画ですが、バベル (2006) ほどの広い世界ではなく、ヘルシンキという一つの都市に生きる人達のお話。バベルと 同様に悲劇的な面でつながっているのですが、そのつながりをドラマチックに描くのではなく、淡々とした生活の中で知らないうちにつながっていた、、、という感じ。ちょっと無理ヤリに思える箇所もありますが、各エピソードの中でほかの登場人物を見つける楽しみもあったりします。

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ソフト情報

 

Kukkia ja sidontaa (2004)

Kukkia ja sidontaa (2004)

原題:Kukkia ja sidontaa

English Title:Flowers and Binding

監督:Janne Kuusi

上映時間:107 分

製作国:フィンランド

予告編

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あらすじ

小さな田舎街でソーセージ工場を経営するユルキは女に目がなく、あちこちに手を出しているが、街の住人もそのことを知っており、妻のギッタも嫌々 ながらそれを黙認している。一方ユルキの工場で働いているアリは妻と別れ家を出て、その目と鼻の先で新しい彼女と生活をはじめる。ある日自分の彼女にユルキが手を出そうとしていたことを知ったアリは、仕事仲間のオスモとユルキのところへ乗り込み、彼を打ちのめす。。。

ひとくちコメント

  • コメディ&ラブロマンス&サスペンス
  • いきなりソーセージ工場の豚の解体のシーンから始まって、映像がちょっとえげつなかったりするが、基本的にはコメディ調。
  • 小さい街の出来事ながらも、というより、小さい街だからこそ人間関係が複雑。それぞれの住人が心に一物持っている。
  • とかくこのような小さな街では、住人の間にどろどろとした情念が渦巻くものなのかもしれない。
  • 狭い世界で生きる人々の中では、外の世界を放浪してきた者が異質なものになる。
  • 結局、街の有力者には簡単に逆らえないということか・・・
  • 冒頭のソーセージ製造工程の映像は、見方によってはちょっと気持ち悪いが、なかなか興味深い。ソーセージってこんな風に作られるものだったのか。。
  • 現代の物語なのだが文明をあまり感じさせない。しかしここでも金銭に対する欲望はしっかりあるようだ。
  • 後半に行くほどサスペンス調になり緊張感を高める。

追記

奇麗な女の人やかっこいい男が出てくる訳でもなく、小さな街の奇妙な人間関係を描く前半部分を観ているうちは、ただの田舎の風景を描いたカントリー映画か とも思っていましたが、サスペンスタッチのラブロマンス映画でした。もっともハリウッドもののサスペンスとは、決着の付け方がかなり違いますが。。。

DVD情報

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