Fatso (2008)

Fatso (2008)

オリジナルタイトル:Fatso

監督:Arild Fröhlich

製作国:ノルウェー

上映時間:90分

日本劇場未公開

予告編

あらすじ

デブっちょのリノは気になる女の子とろくに話すこともできず、スーパーで買い込んだ果物などを使って *** に励む毎日。唯一の親友であるフィリップとは、ビールを飲みながらバカ話をするしかない。女の子の姿を夢に追いながら、その気持ちを自ら描くマンガにぶつけながら悶々とした日々を送っていた。ある日リノの父親が、勝手にリノのアパートの開いている部屋を他人に貸したことを告げにくる。人には言えないような生活を送っているリノは、よけいな面倒がころがりこんだと落ち込むしかなかったが、そこに現れたのは若くて行動的なスウェーデン人の女の子のマリンだった。

ひとくちコメント

  • コメディ。おバカ映画。
  • ザ・クロス エクソシストの闇 (2009) にも出演しているヨセフィン・ユングマンが、マリンを演じる。アーン 鋼の騎士団 (2007) にも出ていたらしいのだが。。。さてどこだろ…
  • これまた勉強が足りないが、ノルウェー語とスウェーデン語の違いによる笑いがあるものと思われる。
  • ところどころ、リノが描いたマンガのアニメーションがはさまれる。内容はかなり下品。
  • 「男女が同じ家に長く住んでいると、、、そういう関係になる(フィリップ理論)」にわずかな期待をかけるリノ
  • 冷蔵庫で下着を冷やすマリン。チーズの匂いが染み付いたとその下着を臭わされるリノ。
  • リノのことはお構いなしに、アパートに男を連れ込むマリン
  • フレッシュライトをプレゼントするフィリップ
  • Fittmus!(綴りは自信なし) リノがマリンに浴びせかける罵倒語。意味がよく分からず。
  • パーティで居場所のないリノ
  • リノの父親を演じたのは、リノを演じた Nils Jørgen Kaalstad の実の父親らしい。
  • ラストシーンからエンディングクレジットのバックのショットはなかなか衝撃的

追記

恋愛経験のないオタクな男がかわいい女の子と行動するとどうなるか、、電車男 (2005) などと同じ系統のコメディだと思います。ただこちらの方はもっと直接的で、マリンと知り合う前からリノは女の子とのセックスを夢見て来ており、そこに西欧に典型的(ステレオタイプかもしれませんが…)な開放的な男女が絡んで来て、よりカオスなストーリー展開になっているんじゃないでしょうか。基本的には、ある世界に生きる人間と別の世界に生きる人達との摩擦が生み出す事件をストーリーにしたものなんでしょう。日本ではあまり馴染みのないもので、フラットシェアとかパーティとか西欧にはよく見られますが、リノのような人物がそんな世界で生きていくのはたいへんだと思います。

リノといっしょに住むことになるマリンですが、女性経験のないリノに対して扇情的な行動をとり、無邪気と言われればそれまでですが、リノでなくてもいらぬ妄想を抱いてしまうことでしょう。リノの方にもかなりの変態志向があり、人物設定が極端に思えるところがありますが、その辺からコメディが生まれてくるのかもしれません。ただやっぱりこれは、リノの世界に生きる人ではなく、普通の世界に生きている(と言われる)人間から見た、女性経験のない男性の世界を描いた映画なのだと思います。

DVD情報

Trolljegeren (2010)

Trolljegeren (2010)

オリジナルタイトル:Trolljegeren

English Title:TrollHunter

監督:André Øvredal

上映時間:90 分

製作国:ノルウェー

オフィシャルサイト:TROLLHUNTER (Official Movie Site)

日本劇場未公開

予告編

あらすじ

野生の熊の殺害事件を調査する学生のグループだったが、何か得体の知れないものの存在に気づき始める。そんなとき、ある謎のハンターの存在を知り、彼を追うことで事件の真相に迫ろうとする。

 ひとくちコメント

  • モキュメンタリー(風)
  • ノルウェーの自然がいっぱい
  • トロールの血液を調べたりして科学的なようでいて、武器はかなりアナログ
  • 様々な種類のトロル。でかい。。。
  • やはりトロルより人間の方が怪しい
  • トロールハンター役の Otto Jespersen 。。。かなりいい味を出している
  • ロケ地:Luster, Sogn og FjordaneVoldaÅrdal, Sogn og Fjordaneなど(リンクは各地のGoogleマップへ)

 追記

モキュメンタリーと言うより、モキュメンタリー風のファンタスティック・コメディと言った感じ。モキュメンタリー映画にお約束のアイテム(怪しい物音、激しく逃げ回るカメラ、犠牲になるスタッフなど)もありますが、一般的なこのジャンルの映画と違うのは、秘密の核心であるトロルがはっきりとカメラの前に姿を現すことでしょう。こう言ってしまうと、なんだか退屈な作品に聞こえてしまいそうですが、壮大なノルウェーの自然をバックに展開するストーリー、恐怖と笑いの絶妙なミックス、環境破壊や陰謀の存在を話の隅にちりばめるなど、娯楽映画としてはかなり上質な部類だと思います。特殊効果もなかなかうまく仕上がっていると思いますし、未だにこの映画の日本公開予定がないのが残念でなりません。

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DVD、Blu-ray 情報

 

Naboer (2005)

naboer (2005)

オリジナルタイトル:Naboer

International English title:Next Door

監督:Pål Sletaune

上映時間:75 分

製作国:ノルウェー | デンマーク | スウェーデン

日本劇場未公開

予告編

あらすじ

恋人イングリッドと後味の悪い別れ方をしたヨーンは、ある日隣人のアンネに重いものを運ぶのを手伝ってほしい と部屋に招き入れられる。そこはアンネとキムの姉妹が生活する雑然とした部屋だった。ワインを勧められ姉妹と会話をするヨーンだったが、なぜかアンネとキ ムにヨーンとイングリッドの関係が筒抜けで、この姉妹にただならぬ雰囲気を感じ部屋をあとにする。

ひとくちコメント

  • サイコスリラー
  • ほとんど全編室内劇。
  • 妖しい姉妹
  • ロリータチックのキム。かつてのバネッサ・パラディ風。
  • 誘惑に負ける男。
  • 異世界の迷路のようなアパート内部。
  • サドマゾヒズム
  • 難解そうで意外にわかりやすい。
  • 激しすぎる暴力とセックス描写のため、ノルウェーでは Hotel St. Pauli (1988) 以来17年振りに一般映画として18歳未満鑑賞禁止のレイティングを受けたとのこと。

追記

ノルウェー公開時のメディアでの評判はすこぶるよかったようですが、北欧らしさがほとんど感じられないのが残念でした。それでもスリラー映画としては、謎を多く見せながらもラストで種明かしが完全になされるので、一般の観客でも十分楽しめると思います。
個人的に興味を引いたのは2点。1点目は小物で散らかった姉妹のアパートやキムの部屋。迷路のようなアパートの押しつぶされるような感覚を、狭い画面で見 せるのではなくスコープサイズで表現し、その広い画面いっぱいにおし込められた小物たちの散らかり具合などは見事でした。もう1点は「タデ食う虫も好き好 き」「十人十色」などにあたるノルウェー語の表現 “Da er vel folk litt forskjellige.” 勉強になりました。

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