Uno (2004)

Uno (2004)

オリジナルタイトル:Uno

監督:アクセル・ヘニー Aksel Hennie, John Andreas Andersen

上映時間:103分

製作国:ノルウェー

日本劇場未公開

予告編

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あらすじ

ダウン症の弟や末期ガンの父親を抱えた家族のことが気になりながらも、その家族と距離を置いて生きているダヴィッドはオスロのスポーツジムで働いている。そのジムを経営するヤーレは、ステロイドを闇で売っていたり、ジムにピストルを持ち込んだりする問題の多い自分の息子よりもダヴィッドを信頼している。ある日ダヴィッドの父親が危篤状態に陥り、一度は病院に駆けつけたダヴィッドだったが、病院で父親に付き添うために仕事を休もうとジムに伝えにいくと、そこには警察の手入れが入っていた。ステロイドとピストルを発見した警察はそれらを押収する。警察で押収物の所有者について取り調べが行われ、最初は証言を拒んでいたダヴィッドだったが、父親のいる病院行くためにそれらがヤーレの息子のものであることを白状してしまう。

メモ

  • オスロで生活する若者のドラマ
  • 俳優として活躍するアクセル・ヘニーの初監督作で、Naboer (2005)Upperdog (2009) などでも活躍するカメラマンの John Andreas Andersen が共同で監督を務めている。
  • 自宅のあるアパート地下の物置で寝起きするダヴィッド
  • 友人のモルテンといっしょにビデオを見るダヴィッド。見ているのはプッシャー (1996) でフランクが裏切ったトニーをバットで半殺しにするシーン
  • そして、、、バットを隠し持っていたヤーレ。こわい。
  • ヤーレの息子ラースと付き合いのあるパキスタン系のグループ。結束が固い。

コメント

Jonny Vang (2003) で長編初主演して Buddy (2003) でブレイクしたアクセル・ヘニーがとうとう監督までやっちゃた、、、という作品。しかし、Buddy という映画はヘニーだけでなく、今回もモルテン役で出演している Nicolai Cleve Broch とか、Nord (2009) で主役の Anders Baasmo Christiansen とか、今になって考えてみればすごい人達が出てた映画ですねー。

ナチスが最も恐れた男 (2008) のマックス・マヌス役で日本にも登場したアクセル・ヘニー監督は10代の頃にタギング(落書き)のグループに所属していて、ノルウェーでは落書きの罪で初めて起訴された人間だそうで、そのとき逮捕されたあとグループから閉め出された経験がこの映画のストーリーの元になっているとのことです。友情とか裏切りとか、いろんなものが絡み合うなかで、ダウン症の弟の世話をしたり父親の最期を看取ったり、主人公ダヴィッドのやりきれない人生が描かれていきます。

Uno とは言わずとしれたカードゲームのウノのことで、あるコミュニティのなかでひとりぼっちになった状態のことをこのウノに掛け合わせているのだと思われます。ダヴィッドは仲間たちから閉め出され悩み苦しみます。そして、そのコミュニティから出て一人で生きていくことを決断したときに「ウノ」と宣言するがごとく決死の行動に出ますが、結局ゲームに勝利したのか敗北したのかはこの映画を見る人の見方しだいのような感じです。

一つ気になったのは、重要な女性の登場人物はダヴィッドの母親ぐらいで、かなり男臭い映画だったこと。ヘニーが監督として女性をどう描くかも次回は見てみたいところです。

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