Kopps (2003)

Kopps (2003)

オリジナルタイトル:Kopps

監督: Josef Fares

製作国:スウェーデン | デンマーク

上映時間:90分

日本劇場未公開

予告編

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あらすじ

犯罪や事件とは無縁の田舎町にある駐在所では、所長以下4名の警官と1名の通信員たちが思い思いに平和な人生を楽しんでいた。ところがある日、県警察の職員が現れ、予算削減のため事件のないこの町の駐在所を3ヶ月以内に閉鎖する予定であることを告げられる。仕事を失う状況に陥った職員たちは、密かに自分たちで事件を起こし、駐在所の必要性を訴えることを思いつく。

ひとくちコメント

  • 長編デビュー作のコメディ映画 Jalla! Jalla! (2000) でブレイクした Josef Fares 監督の劇場長編2作目。再びドタバタコメディ。
  • 前作に引き続き監督の実の家族が総出演
  • いかれた警官たち(出会い系で彼女を見つけることに情熱を燃やす子持ちのヤコブ/アメリカンなスーパー・コップを夢見ながら、自宅では編み物にいそしむベニー/夫婦漫才ばりの掛け合いを繰り返すアグネタとラッセの夫婦)
  • のんびりとした風景の中で繰り広げられるコメディ
  • ストーリーの冒頭に登場する迷い牛がエンドクレジットのキャスト欄に。。。名前はグレタ284号
  • 映画の中で町の名前について言及されていないので架空の田舎町だと思われるが、ロケ地はヴェストラ・イェータランド県の Bäckefors というところらしい。(グーグルマップ参照

追記

Jalla! Jalla! と同じタイプの Josef Fares のコメディ映画ですが、前作とは違ってスウェーデンにおける移民文化の要素はあまり感じられません。2作目でもっとスウェーデンの一般的な大衆の笑いに訴えようとしたのかどうかはわかりませんが、脚本家として Fares とともに名を連ねているのが、スリラー映画の ポゼッション (2004)すべてはその朝始まった (2005) のミカエル・ハフストロームとヴァサとは、このコメディにしては奇妙な組み合わせです。

いずれにしても犯罪者の出てこないポリス・コメディも珍しいと思いますが(ベニーの夢の中には登場、、、というより本人たちが犯罪者か?)、平和な雰囲気の中で幸せに暮らす人達という北欧のステレオタイプに加えてこういう映画を見ている人間には、2011年7月に起こったノルウェーの虐殺テロなんて想像もつかないかもしれません。ただこの映画の中で警官たちが失業の脅威にさらされたり、事件の自作自演に加担させられるイェランがアル中風だったりと、このようなコメディ映画の中にも北欧の社会問題が隠れていることもあると思います。

県警察のスタッフとして駐在所の閉鎖を告げにくるイェシカを演じている Eva Röse は、スリラー映画 Villmark (2003) や、最近ではドロドロなスリラーもののテレビ・シリーズ Maria Wern (2008 – 2010) で活躍していて、いつも眉間にしわを寄せているようなシリアスなイメージがありますが、そのようなシリアスさがこの映画の中でもなんとなく感じられて、平和な生活を送る田舎町の住人たちにの中に現れた異世界である都会の人間というキャラクターにぴったりなのかもしれません。もっとも調べてみるとこの女優さんは Rallybrudar (2008) というコメディ映画にも主役として参加しているようなので、そちらの方ではどんなキャラクターを演じているのか確認してみたくなりました。

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